レスポンシブル・ケア(RC)世界憲章の改訂について

レスポンシブル・ケアは、58の国・地域の化学企業が実践している世界的な取組みです。2006年に最初のレスポンシブル・ケア(RC)世界憲章が世界に向けて発表され(制定は2005年)、グローバルに事業展開を行っている化学企業は憲章に署名し、この憲章を実践することによって、レスポンシブル・ケアの国際原則を守ることを表明しました。

RC世界憲章は、制定後の重点活動の変遷を受け、2014年に改訂されました。主な改訂点は、以下の二点です。
①    外部ステークホルダーに分かり易いよう、記述内容を平易にし、簡略な記載内容とする。  ⇒世界憲章本文と補足説明のためのガイドより構成
②    旧憲章が“倫理概念”を主として記載しているのに対し、改訂憲章ではより具体的な“行動戦略”を記載

日化協は、2005年に旧憲章の制定を反映した「新 環境・安全に関する日本化学工業協会基本方針」を発表しました。改訂によって憲章の条文は8項目から6項目に減りましたが、旧憲章に記載されている実施項目についてはすべて改訂憲章にも盛り込まれていることから、日化協基本方針の改訂はありません。

多くのグローバル化学企業は、改訂RC世界憲章に改めて署名することによって、国際的に協調してRC活動を進めていくことを表明しています。日化協においても多くの会員会社より署名を頂き、改訂RC世界憲章に従ってRC活動への取り組みをより強化するとの表明を頂いています。

RC世界憲章とRC世界憲章ガイドを以下に添付しますのでご一読ください。