「cLCAグローバルガイドライン」に沿った世界の事例収集

一般社団法人日本化学工業協会(以下「日化協」という。)は、温室効果ガス(以下「GHG」という。)排出削減を推進すべく、ライフサイクル全体を俯瞰し製品のGHG排出削減貢献量を把握するcLCA(Carbon-Life Cycle Analysis)手法の普及・啓発を行っております。
 その一環として、2013年10月に日化協も加盟する国際化学工業協会協議会(以下「ICCA」という。)と持続可能な開発のための世界経済人会議(以下「WBCSD」という。)の化学セクターが協働で、世界初となるバリューチェーンにおけるGHG排出削減貢献量算定のグローバルガイドライン(以下「グローバルガイドライン」という。)を策定しております。
 そして今般、ICCAは、①化学製品によるGHG排出削減への貢献の訴求とステークホルダーの関心を高めること、②「グローバルガイドライン」の活用例の紹介と化学産業での活用を促すこと、③ライフサイクルアプローチの推進を目的に、「グローバルガイドライン」に沿った世界の事例を掲載した報告書を作成いたしました。
 欧州、ブラジル、サウジアラビア、インド、日本から9事例が収集され、各事例と「グローバルガイドライン」との整合性評価をEcofysに委託しました。報告書には各事例に加えて、その整合性評価結果及び今後の課題等が記載されています。
  事例集は、「グローバルガイドライン」を使用しておられる方、また、「グローバルガイドライン」を使用した事例の作成にご興味をお持ちの方にとって、その活用例として役に立ちますので、ぜひご覧いただければ幸いです。

※報告書は、日化協ウェブサイトのエネルギーと気候変動>日化協出版物 (←こちらをクリックしますとダイレクトに開きます)よりダウンロード可能です。