次世代人材育成に向けた大学院への支援を決定 -化学人材育成プログラムにおける取り組み-

一般社団法人日本化学工業協会(住所:東京都中央区、会長:福田 信夫(三菱ケミカル㈱代表取締役)、以下「日化協」)は、このたび、「化学人材育成プログラム」(以下「本プログラム」)の第13回支援専攻選定審査を行い、2023年度から支援対象となる6専攻を決定いたしました。(支援期間:6年)


大阪大学大学院    理学研究科      化学専攻
鹿児島大学大学院   理工学研究科     総合理工学専攻
九州大学大学院    工学府        応用化学専攻
筑波大学大学院    数理物質科学研究群  化学学位プログラム
東京工業大学     物質理工学院     応用化学系
東京大学大学院    工学系研究科     化学生命工学専攻
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国際競争が激化する中、わが国全体として基礎研究力の維持・向上、企業における高度理系人材の必要性、そして博士学位取得の重要性がさらに増しています。日化協は、大学院の化学系博士後期課程において、深い専門性と幅広い基礎的学力に加え、課題設定・解決ができる研究マネジメント力なども視野に入れた教育を行う大学院専攻とそこに所属する博士課程学生を支援することを目的に、 2010年に本プログラムを創設しました。

現在、この運営を行っている化学人材育成プログラム協議会には、日化協の会員企業32社が参加し、特に化学系の大学院博士後期課程の中で先進的な取り組みを行う専攻に対して、企業との交流、産業教育や就職活動の支援、奨学金の給付などを行っております。

第13回支援専攻選定審査では、例年どおり9月から募集を開始し、一次審査(書類審査)、二次審査(プレゼンテーション審査)を経て、化学産業界が求める高度理系人材育成に尽力していると評価された上記6専攻(継続4,新規2)を支援専攻に選定いたしました。

今後も日化協は、本プログラムを通じ化学業界と大学とのさらなるコミュニケーションの強化に努め、産学連携の一層の深化により化学産業の将来を担う次世代人材の育成を推進してまいります。


※詳細は添付資料をご参照ください。