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上のアイコンをクリックすると、ICCA GPSの物質検索ページが開きます。そこから、その物質の安全性情報を入手することができます。

 
 
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ICCA GPS 頁 翻訳

ICCA GPS 頁 翻訳

グローバルプロダクト戦略(GPS)

化学業界はICCA[訳注1] を通じて、レスポンシブル・ケア[訳注2] とグローバルプロダクト戦略 (GPS)に関する地球

規模でのプログラムの中で、化学品を全ライフサイクルにおいて安全に管理することを表明しました。これを達成する

ためには情報伝達の透明性が重要不可欠なので、ICCA GPS Chemical Portalを開設して、一般の方々とICCA

メンバーがプロダクトスチュワードシップ情報に直接アクセスできるようにいたしました。

現時点で、1000件以上の化学品安全性要約書が入手可能となっており、カバーする物質数は日々増えています。

まだ、ICCA Connect[訳注3] のメンバーでないICCA参加企業[訳注4]と協会の皆様、化学品に関する情報を共有

するために、GPS Chemicals Portalへの登録をお願いします。登録方法については、 the contributor help guide

をダウンロードしてご覧ください。

化学品のリスクと便益の両方を考慮した情報に、一般の方々がアクセスできる環境を準備することは、化学品のリスクと

便益について認識をさらに深めていただくことにつながります。その結果として、私どもは、産業界の一翼として、説明責任

を一層果たすことになるものと考えております。



ICCA GPS Search


ICCAのグローバルプロダクト戦略

ICCA GPSでは、私どもの理念と一致する自主プログラムと規制を組み合わせることを提唱しています。また、次のようにして製品安全性評価について国際的なレベルで調和させることを狙っています

・市販化学品に関する「基本情報セット」を決めること。

・企業間で市販化学品に関する安全評価に関する情報を共有すること。

・市販化学品のリスク評価、リスク管理措置の実施を決定するため、階層プロセス[訳注5]を推進すること。

・安全性評価の手引き(例えば、ICCA PS指針)を世界規模で展開すること。

・化学品の安全な使用条件を特定するのを支援し、その条件を企業が満たすことを可能にするためにガイダンスを提供すること。

・企業のGPS実施状況を定量化し、一般に報告するよう要請すること。

・川下顧客とプロダクトスチュワードシップ(PS)の協力を強化すること。

・政府間機関等との協力関係を支援し、PSを拡充すること。

・顧客、一般の方々、利害関係者に自ら積極的対話を拡充すること。

ICCA参加協会と企業は、製品安全性評価プロセスをさらに透明にし、製造協力業者や顧客が適切な形で、情報を得ることができるようにしようと考えております。また、それを通じて、政府が自らの役割を果たし、産業界が自主的な表明を守り、規制上の要求事項を満たしていることについて、一般市民の皆様からのより高い信頼を勝ち得たいと考えております。もちろん、われわれは規制の要求を満たすために政府と情報を共有するつもりでありますし、そのような規制がいまだ整備されていない国においては、産業界の活動を拡充するつもりでいます。この先、私どもは、化学産業界の中の中小規模の企業の皆様や川下のお客様や開発途上国の政府に、キャパシティビルディングの機会[訳注: 6]を提供していく予定です。GPSの狙いには、開発途上国、新興国、先進工業国間に現在ある、化学品の安全性評価に関する相違を減らすことも含まれております。

【訳注】

1. ICCA: 国際化学工業協会協議会 (International Council of Chemical Associations)

2. レスポンシブル・ケア: 化学工業界では、化学物質を扱うそれぞれの企業が化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄・リサイクルに至る全ての過程において、自主的に「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表し社会との対話・コミュニケーションを行う活動を展開しています。この活動を『レスポンシブル・ケア(Responsible Care)』と呼んでいます。 (JRCC ウェブページから)

3. ICCA ConnectはICCAの各種作業を実施する会員間で情報をファイルで交換をするためのアクセス制限サイトです。

4. ICCA参加企業(member companies)とは日本では日本化学工業協会会員企業のことです。現時点では日本化学工業協会会員企業のみがアカウントを取得しています。その子会社、及び、関係協力会社についてどうするかは今後の検討課題です。

5. 階層的プロセスについてはGPS/JIPS Risk Assessment ガイダンスをご参照下さい。 

6. スキルや知識を高めていただくための機会 

                                                                                         【情報公開WG】

【免責】


この日本語訳はあくまで皆様が英語版『Global Product Strategy』を理解するうえでの一助として翻訳したものです。したがって、本文書の性質上、読者の皆様が実際にGPSを実施される場合などに際しては、必ず原典である次のページの原文をご確認ください。ICCA Global Product Strategy
なお、弊協会は、本文書の翻訳・製作の過程で起こる誤記、脱漏、誤訳などによって引起される損失、損害については一切責任を追いかねますので悪しからずご了承ください。